
日本でもサードパーティーアプリストアがついに利用可能になりました。これまでiPhoneにアプリをインストールするにはApp Storeを介する必要がありましたが、AltStore PALのような代替アプリストアを利用することで、App Store以外からもアプリをインストールできるようになります。
ヨーロッパではすでに利用可能だった
今回日本でも利用可能になったAltStore PALは、2024年4月に欧州連合(EU)域内で提供が開始されました。当初は年額250円程度(当時の為替レート換算)の利用料金がかかっていましたが、現在は無料となっています。
AltStore PALを利用するには?
iPhoneでAltStore PALを利用するには、まずiOS26.2以降をインストールしている必要があります。続いて、次の手順に従います。
- altstore.io/download にアクセスし、「Download(ダウンロード)」をタップすると、「マーケットプレイスのインストール」というアラートが表示されます。
- 設定アプリのApple IDの欄に「AltStore LLCからのマーケットプレイスを許可する」という新しい項目が表示されるので、「許可」します。
- 再び altstore.io/download に戻り、もう一度「Download」をタップします。別の確認画面が表示されるため、「マーケットプレイスアプリをインストールする」を選択します。

Appleは新たなサポートページを公開
AppleはiOS26.2で、スマホソフトウェア競争促進法(MSCA)に準拠するための変更を行ったとして、「日本におけるiOSの変更」と名付けたデベロッパー向けページを公開しています。
そのページでは、代替アプリマーケットプレイスをAppleから認可を受けるまでのプロセスが詳しく説明されています。

代替アプリストアで何が変わるのか
AltStore PALのような代替アプリストアでは、これまでAppleのルール下で配信が認められにくかったタイプのアプリも、iPhoneに正規の手順でインストールできるようになる可能性があります。例えば、ギャンブルアプリやアダルトコンテンツを含むアプリが登場することも考えられます。
ただし、アプリの審査が一切行われなくなるわけではありません。代替アプリストア経由のアプリも「公証」と呼ばれるベースライン審査を受けます。これは自動チェックと人による審査を組み合わせたもので、既知のマルウェアやウイルスなどの脅威が含まれていないこと、期待どおりに機能すること、ユーザーを悪質な不正行為にさらさないことなどが確認されます。
自由度が増す一方で“自己責任”も増える?
日本でもヨーロッパに続いてiOSがさらにオープンになりました。自由度が増す一方で、今後はより自己責任も問われるようになるため、正しい情報リテラシーを身につけたいところですね。
Photo: AltStore PAL, Apple
Source: iPhone Mania
日本でも代替アプリストア「AltStore PAL」が利用可能に!