デジタル関連

今年発売のM5 MacBook Proはバッテリー交換が容易になっていることが判明

投稿日:

2025年10月22日に発売となったMacBook Pro(14インチ, M5)は、バッテリーを単体で交換できるようになっており、これまでのように内部の複数部品まで交換する必要がなくなりました。これは一見進歩のようにも見えますが、過去のMacBookモデルを振り返ると、さらにバッテリー交換が簡単だったモデルもあったことがわかります。

最近のMacBookは確かに「修理のしやすさ」は上がっている

新型のMacBook Pro(14インチ, M5)は、これまでのモデルと比べてバッテリー交換が格段に行いやすくなっています。というのも、バッテリー以外のパーツに触れる必要がほぼなくなったからです。

Appleは新たなサポートページで手順を詳しく説明しています。ざっくり言えば、接着シートを外し、ネジを取り外した後、バッテリーカバーを外し、最後にバッテリー本体を取り外す――という流れです。

MacBook Pro(14インチ, M5)のバッテリー交換(iFixit)

これは進歩なのか、それとも退化なのか

MacBook Pro(14インチ, M5)のバッテリー交換が行いやすくなったのは良いことですが、「昔のMacBookのほうがもっと簡単だったのに」と感じているユーザーも多いのではないでしょうか。

たとえば、2008年10月に発売されたMacBook Pro 15インチ(Unibody Late 2008/Early 2009)では、バッテリー交換にドライバーすら不要で、アクセスドアの解放ラッチを持ち上げるだけで、すぐにバッテリーを交換できました。

MacBook Pro 15インチ(Unibody Late 2008/Early 2009)のバッテリー交換(iFixit)

接着剤が使用され始めたのはRetina以降

MacBook Pro(13インチ, Mid 2012)のRetinaモデルからは、バッテリーに接着剤が使用され始めました。交換するには背面のネジを外して開けたうえで、接着剤リムーバーを使いながら作業を進める必要があるという、いわば“地獄”のような状況が始まります。

MacBook Pro(13インチ, Mid 2012)のRetinaモデルのバッテリー交換(iFixit)

iFixitは、接着剤リムーバーを使用する際は念のためスピーカーを取り外すことを推奨しており、この時点ですでに「バッテリー交換のためだけに他のパーツも取り外す」工程が含まれるようになってきたわけです。

これらを踏まえると、今年のMacBook Proはバッテリー交換に関して改善したものの、より以前のモデルと比べれば、まだ物足りないと感じる人もいるかもしれません。

Photo: iFixit (1), (2), Apple

Source: iPhone Mania
今年発売のM5 MacBook Proはバッテリー交換が容易になっていることが判明

-デジタル関連

Translate »

Copyright© ぽーたりーふ , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.