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【レビュー】発熱抑制で安心!CIOの薄型5Kセーフティモデル、充電速度と温度を計測!

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CIO(本社:大阪)のアルミニウムボディ採用の薄型軽量モバイルバッテリー「SMARTCOBY SLIM 5K」に、発熱を抑えて安心して使える「セーフティモデル」が登場しました。充電速度はやや控えめなものの、使用中の本体温度が上がりにくいのが特徴です。本記事では、iPhone17 Proを実際に充電し、「ハイパフォーマンスモデル」との充電速度と発熱の違いを比較してみました。

2025年11月23日〜12月1日午後11時59分まで開催中のAmazon ブラックフライデーセールでは、通常価格から23%引きの4,580円(税込)で購入可能となっています。

本記事には、メーカーからご提供いただいたレビュー用のサンプルを使用しています。

薄く美しいデザインに「安心」を強化

CIOの薄型軽量モバイルバッテリー「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティモデル)」は、モバイルバッテリーとは思えないような、8.7ミリという驚異的な薄さとアルミニウムボディのシンプルな美しさはそのままに、内部に組み込むプログラムの変更により、発熱の抑制を実現しています。

なお、2025年3月に発売された既存モデル「SMARTCOBY SLIM 5K」は、「ハイパフォーマンスモデル」として販売が継続されています。

製品番号や外観、ハードウェアスペックは「セーフティモデル」と「ハイパフォーマンスモデル」で共通です。型番まで同じなので、メーカー側ではどのようにモデルを識別しているのか、少し気になるところです。

SMARTCOBY SLIM 5K セーフティモデルSMARTCOBY SLIM 5K ハイパフォーマンスモデル
型番CIO-MB20W1C-5K-WL15-BK(ブラック)
CIO-MB20W1C-5K-WL15-SL(シルバー)
サイズ高さ102ミリ × 幅70ミリ × 厚さ8.7ミリ
重量約 117グラム
容量5000mAh 
最大出力Qi2 ワイヤレス :最大15W
USB-C:最大20W
ポートUSB-C 1ポート
カラーバリエーションシルバー、ブラック
販売価格(税込)5,980円
*Amazonブラックフライデーのセール価格:4,580円(23%オフ)

CIOでは、希望する「ハイパフォーマンスモデル」購入者を対象に、「セーフティモデル」へのファームウェアの無償更新(送料1,500円(税込)は購入者負担)を実施しています。

なおCIOでは、他社製品を含むモバイルバッテリーや充電器を回収し、同社製品購入に使える割引クーポンを提供する回収サービスも実施しています。

「SMARTCOBY SLIM 5K セーフティモデル」のブラックの外観をチェック

この記事では、「SMARTCOBY SLIM 5K (セーフティモデル)」のブラックを実際に使用してみます。

セーフティモデルの製品パッケージ(左)は、ハイパフォーマンスモデルと同じです。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

外箱の背面に印刷されている製品仕様も、セーフティモデル(左)とハイパフォーマンスモデルで違いはありません。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

パッケージには、モバイルバッテリー本体、充電用USB-Cケーブル(50センチ)、取扱説明書などが入っています。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

排熱性能に優れたアルミニウム合金製の本体表面は、メタリックでマットな質感で、高級感があります。手触りはサラサラしています。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

iPhoneに触れる側は、ソフトなシリコンシートが貼り付けられています。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

側面のボタンを押すと、バッテリー残量がLEDランプの点灯数で確認できるほか、充電中にもLEDランプの点灯・点滅する数で、充電残量を確認できます。

  • 100%:4つ点灯
  • 75%〜99%:3つ点灯+1つ点滅
  • 50%〜74%:2つ点灯+1つ点滅
  • 25%〜49%:1つ点灯+1つ点滅
  • 0%〜24%:1つ点滅
CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

高級感あるアルミニウムボディがiPhoneによく似合う

iPhone17 Pro(シルバー)に装着してみました。iPhoneとモバイルバッテリーがともにアルミニウム合金で、質感がよくマッチします。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

MagSafeによる吸着力は強めで、iPhoneを軽く振っても外れてしまうことはありません。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

iPhone17 Pro用のAppleのテックウーブンケース(ブラック)の上から装着してみました。大きく張り出したiPhone17 Proの背面カメラ周囲のフレームとも干渉しません。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

同じブラック系のカラーである、iPhone16 Pro(ブラックチタニウム)にも装着してみました。ダークカラー同士の相性も良好です。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

充電速度と発熱をチェック

「SMARTCOBY SLIM 5K」の「セーフティモデル」と「ハイパフォーマンスモデル」で、充電速度と発熱を測定し、比較してみました

バッテリー残量20%のiPhone17 Proを、ワイヤレス充電と有線充電それぞれ30分間充電し、どこまでバッテリーが回復するかと、表面温度がどのように変化するかを測定しました。

測定環境は以下のとおりです。

  • 室内温度は20度に保ち、iPhoneは発泡スチロールフォームの上に伏せて置いた状態で充電しました。
  • 1分ごとに表面温度を測定し、そのタイミングでiPhoneを持ち上げてバッテリー残量も確認しています。
  • 実際の使用環境に近づけるため、機内モードなどは使用せず、画面の明るさは50%に固定しました。
CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

セーフティモデル:ワイヤレス充電

「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティモデル)」で、バッテリー残量20%のiPhone17 Proをワイヤレス充電したところ、30分間で38%まで充電できました。モバイルバッテリーの残量LEDは3つ点灯していました。

表面温度は、測定スタート(21.8度)から30分間で13.2度上昇し、35.0度になりました。充電開始から6分後に37.0度まで上昇したものの、その後は温度が低下して34度〜35度程度に抑えられており、発熱抑制プログラムが動作していることが確認できました

30分間充電した後のモバイルバッテリー表面に触れると、暖かさを感じる程度でした。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

ハイパフォーマンスモデル:ワイヤレス充電

「SMARTCOBY SLIM 5K(ハイパフォーマンスモデル)」でバッテリー残量20%のiPhone17 Proをワイヤレス充電したところ、30分間で49%まで充電できました。モバイルバッテリーの残量LEDは3つ点灯していました。

表面温度は、充電開始(21.0度)から23分後に19.7度上昇して40.7度になり、その後はほぼ同じ温度のまま、30分後には40.1度(19.1度上昇)となりました。緩やかですが、温度が上昇し続けています。

30分間充電した後のモバイルバッテリー表面に触れると、セーフティモデルよりも温度が高いのを感じられますが、危険を感じるような熱さではありませんでした

ハイパフォーマンスモデルは、セーフティモデルよりも充電が高速ですが、表面温度はやや高くなることがわかります。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

セーフティモデル:有線(USB-C)充電

セーフティモデルに付属のUSB-Cケーブルを使って、iPhone17 Proを有線充電してみました。有線充電の最大出力は20Wです。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

30分間で、iPhoneのバッテリーを20%から43%まで充電できました。差は5ポイントとはいえ、ワイヤレス充電よりも高速な充電が可能です。

表面温度は、充電開始時(22.8度)から12.3度上昇し、35.1度になりました。ワイヤレス充電と同じように、表面温度が35度程度に収まるよう調整する制御が有効であることがわかります。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

ハイパフォーマンスモデル:有線(USB-C)充電

ハイパフォーマンスモデルでiPhone17 Proを有線充電したところ、30分間で20%から62%まで充電できました。今回の比較テストの中で、ハイパフォーマンスモデルでの有線充電が最も高速でした。モバイルバッテリーの残量を示すLEDランプは2つ点灯していました。

表面温度は、充電開始時(22.4度)から16分後に43.3度まで上昇した後に下降し、30分後には40.0度(17.6度上昇)になりました。セーフティモデルと比べて温度は高くなっていますが、ワイヤレス充電の時と同様、モバイルバッテリー表面に触れても危険なレベルの熱さだとは感じませんでした。

CIO 「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティーモデル))」レビュー

まとめ:発熱を抑えたい方向け、安心感重視のセーフティモデル

「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティモデル)」は、多少充電スピードが落ちても、本体の発熱を抑えて安心して使いたい人向けのモデルだと感じました。

より高速な充電が可能なハイパフォーマンスモデルも、安全面は十分に配慮されており、発熱も危険だと感じるレベルではありません。モバイルバッテリーには充電速度を求めたいという人には、ハイパフォーマンスモデルを選ぶのが良いでしょう

普段は充電速度を優先しつつ、暑い日だけは発熱を抑えたい、といった使い分けをしたい場合には、容量8,000mAhの「SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless 2.0 8K」も選択肢になります。こちらは少し厚みは増えるものの、側面のボタンでハイパフォーマンスモードとセーフティーモードを切り替えられるのがメリットです。なお、「SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless 2.0 8K」は、通常価格7,680円が、Amazonブラックフライデーセールで14%オフの6,580円で購入可能です。

なお、CIOによると、「SMARTCOBY SLIM 5K」では本体サイズの小ささのため、モード切り替え機構を搭載するのが難しいため、ハイパフォーマンスモデルに加えてセーフティモデルを発売したそうです。

薄型軽量でいつでも持ち歩けるモバイルバッテリーで、発熱を抑えて安心して使いたい方は、「SMARTCOBY SLIM 5K(セーフティモデル)」をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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Source: iPhone Mania
【レビュー】発熱抑制で安心!CIOの薄型5Kセーフティモデル、充電速度と温度を計測!

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