
厚木のカスタムショップ「バリーフー(Ballyhoo)」が、MVアグスタのブルターレ800をベースに開業40周年のカスタムをモーターサイクルショーに展示。その仕上がりたるやバイクというより生き物!
取材協力:バリーフー
https://news.webike.net/motorcycle/304781/
https://news.webike.net/motorcycle/247491/
オーナーの「何か作って」に応えて3週間後に完成
ただただ凄いインパクトのブルターレ800を発見。東京モーターサイクルショーに厚木のバリーフーが、開業40周年を記念するカスタムを展示した。ENNEA(エネア)と名付けられたブルターレ800は、ギリシャ語の「9」を意味しており、進化魚シリーズの9番目の作品になるという。
深海魚をテーマとしつつ「マンタ」を遊び心に加えており、タンクから前方に伸びた突起部分はどことなくマンタの翼状の胸ビレに見える。もしくはYZF-R1のヘッドライトを流用したヘッドライトがマンタの目を表現しているのか…。常人には理解しがたい作品でもある。
ボディは全てカーボンで制作されており、スライダー部分は強靭なカーボンケブラーを使用して作られている。また、シートレールはノーマルを外してカーボンで新作し軽量化に貢献。保安部品もきっちり装着されており、実際に走行可能というから2度驚きだ。

エネア [BALLYHOO] 日本のトップFRPアーティストである川上哲治氏がデザインから塗装まで一人で製作したカスタムバイク。オーナーは川上氏にお任せで製作してもらったそうだ。

YZF-R1のLEDヘッドライトを使用して独特なフェイスデザインを製作。ライトの横にある板状のフィン3枚はウインカーで、これが発光する。八の字型のダクトも機能しているという。

テールランプも板状のフィンが3枚とも発光するようになっている。リアウインカーも左右に設置された。ナンバープレートホルダーの生え方もすごい。

シングルシートのテールカウルはカーボンで製作。フレームは使われていない。リアまわりは昆虫のような造形でもある。

タンクとダクト、サイドカバーが一体となって形作られたサイドビューは迫力の一言。ダクトの下にある突起はカーボンケブラーで製作されたスライダーだ。

ハンドルの下にはウイングレットが装備されている!? と思いきや、折り畳み可能なバックミラーになっている。

アンダーカウルも有機的な形状で空力も優秀そうだ。マフラーはチタン製のワンオフ品で複雑なパイプワークが美しい。

マフラーカバーやフレームカバーでブルターレ800のスタイルはほぼ見えなくなっている。製作期間は3週間とのことだが、年単位の時間をかけて作られたような力作だ。
https://news.webike.net/motorcycle/304610/
https://news.webike.net/motorcycle/255901/
Source: Webike
ブルターレ800がマンタに昇華! しかも走るぞ【モーターサイクルショー2023】