
BMWは1月13日、「Mシリーズ」新型モデル「M 1000 R」の予約注文開始を発表した。M1000RはBMWのサブブランドである「BMW M」の名を冠した、BMWモトラッド2番目のMシリーズにあたるロードスターモデルだ。予約は1月13日から開始されており、価格は265万2000円。実際の納車は3月下旬が予定されている。
モータースポーツのあらゆる要件に適う高性能
2022年10月に発表されたばかりの「M 1000 R」は、スーパースポーツ・S1000RRと基本設計を共有する水冷直列4気筒エンジンを搭載。出力を33kW(45PS)増大させた最高出力154kW(210PS)/13,750rpm、最大トルク113Nm/11,000rpm、最高回転数14,600rpmを発揮する。エアロダイナミクス的にも優れた設計が取り入れられており、「Mウイングレット」「ウィンド・ディフレクター」の採用により、高速走行時のダウン・フォースを向上させることで、特にサーキット走行時にブレーキングを遅らせ、ウイリー傾向が抑えられることで、加速を早めることを可能としている。

BMWが特に高性能なモデルに冠する「M」シリーズ。モトラッドでは2020年9月に発表されたフルカウルのスーパースポーツ「M 1000 RR」に続き、今回発売の「M 1000 R」が2車種目となる。

S1000R採用エンジンをベースとしたM RRシフト・カム・エンジンは33kW(45ps)向上した最高出力154kW(210ps)/13,750rpm、最大トルク113Nm/11,000rpmを発揮。サスペンションやシャシーもS1000Rをベースとしているが、新規のフォークスプリングベース追加調整機能を持つ。
DDC(ダイナミック・ダンピング・コントロール)によるフルアジャスタブル・サスペンションやアジャスタブル・ステアリング・ダンパーを備え、S1000Rとは異なる新たなエルゴノミクスを獲得。ワインディングとサーキットのどちらでも最大限のパフォーマンスを発揮する期待の新モデルだ。4種類搭載するライディング・モードでは、サスペンションのチューニングを個別に設定メニューのボタンを押すだけで調整が可能。さらに、DDCの新機能として、フォークのスプリング・ベースの調整機能が追加されているのだ。
まさにトップクラスのポテンシャルを持ったM1000R。国内では1月13日~15日に開催された東京オートサロンで初公開され、大きな注目を集めた。この時同時に販売予約もスタートしている。価格は265万2000円で、実際の納車は3月下旬からが予定されている。

外見における大きな特徴となっている「Mウイングレット」「ウィンド・ディフレクター」。高速走行時には強いダウンフォースを発生させることで、フロントアップを防ぎ加速を早めることが可能となった。

電装はもちろん最新の電子制御に統制されている。DDCの制御により最適なサスペンションセッティングを液晶モニタ上で行えるほか、DDCダンピング特性「Road dyn(ロード・ダイナミック)」を利用することが可能でもある。
M1000R(2023)
発売日:2023年3月下旬
メーカー希望小売価格:¥2652000
ライトホワイト
ブラック・ストーム・メタリック
情報提供元 [ BMW MOTORRAD ]
Source: Webike
【新車】BMW「M 1000 R」国内販売予約開始!ベースから更なるパワーアップでBMW最高峰ネイキッドに