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【新刊】全17社のプレゼン資料からひもとくヒット商品の共通ルール

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ヒット商品のプレゼン資料に隠されたヒットへの道筋

せっかく良い商品やサービスを作ったのに思ったようにヒットしない......そう思っている方も少なくないでしょう。そんな時には、ヒットした商品がどのようにして成功したのか、参考にするのが近道です。

3月22日に発売になった新刊『ヒット商品のマル秘プレゼン資料を大公開! 資料から読み解く成功の極意』(戸田覚著、インプレス刊)は、全17社のヒット商品について取材し、そのプレゼン資料から成功した道筋をひもといています。商品企画から宣伝まで、スライドの内容は多岐にわたるので、参考になる部分が多数あるはずです。

ヒット商品のマル秘プレゼン資料を大公開! 資料から読み解く成功の極意
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ありきたりの新商品ではヒットには繋がらない

取材を通して感じたことは、実は、まったくの新商品はほとんどないことです。逆に、定番商品を再ヒットさせている事例が目立ちました。グリコの「アイスの実」、味の素冷凍食品の「ザ★チャーハン」など、既存商品をリニューアルしたり、ターゲットを変更したりしてヒットに結びつけているのです。

例えば、「アイスの実」は子供向けだったアイスを大人向けへとリニューアルして成功しました。味の素冷凍食品の「ザ★チャーハン」は、ターゲットを大食らいの男性に絞ることでヒットしています。実は、店頭で冷凍食品を買うのはほとんどが女性でした。だから、女性向けのおだやかな商品が多かったのですが、ガッツリ食べる男性に向けて新しい商品を作り上げたわけです。

日本は、もうこれ以上人口も増加しませんし、経済の大幅な伸びも期待できないでしょう。つまり、数え切れないほど多くの商品が限られたターゲットに対して販売されているわけです。ところが、視点を変えてターゲットを変更すると新しい市場が開けるのです。

かつては、子ども向けの商品だった「アイスの実」も少子高齢化に伴い、かつてアイスの実を食べていた大人にターゲットを変更。世代に合わせて、インスタ映えイベントなども開催した。

これまでにない新商品を最初にヒットさせる難しさ

一方で、過去になかった商品をヒットさせた例もいくつかあります。バンダイナムコの「VR ZONE」やリコーの「THETA」がその筆頭です。ただ、それらは、新しさや便利さ、楽しさをどう伝えるべきかで、非常に苦しんでいました。

VR ZONEはVR(バーチャルリアリティ)技術を駆使したアミューズメント施設ですが、その事業計画を全社員にプレゼンする際に、その楽しさを200枚超のスライドと軽やかな口調で熱弁していました。リコーの「THETA」は、360度カメラですが、商品を見せただけでは、なかなかその新しさや便利さに気づきません。そこで、撮影した画像を共有する仕組みに力を入れて、その斬新さが伝わる展開を目指して成功しました。

どちらも、技術としてはすでに普及しており、世界中の企業からライバル商品が登場します。そんな状況の中で、最初にヒットを飛ばした仕組みの作り方は注目に値します。

バンダイナムコのスライドは、新規事業立ち上げに向け、メンバーを募集するための社内資料。事業を始める上で、「どのくらい儲かるか」「自社には素地がある」を魅力的に語ってみせた。

プレゼン方法を工夫して商品を魅力的に説明する

どんなに素晴らしい商品を作っても、その魅力をしっかり伝えられなければヒットは望めません。商品企画や新商品発表の場において、プレゼンは当たり前に行われていますが、その多くが似たような順番で内容を説明していくだけのように感じます。

全体像をすべて見せるのではなく、何を伝えるべきかを明確にして、そこを強く打ち出す必要があります。例えば、LINEのスマートスピーカー「Clova」は、家電量販店の店員向けに10分程度で商品説明を行います。その短い時間を有効に使うために、利用シーンを重点的に説明していました。Dynabook株式会社の「dynabook V」は、難しいハイテク商品の特徴を伝えるために、アニメーションで分かりやすく作っていました。

商談や商品発表などの時間は限られています。その限られた時間の中、プレゼン相手の特徴も見極めながら、資料作りを行う必要があるのです。

「dynabook V」は社運をかけるハイスペック機として商品発表会に臨んだ。外見では違いが見えにくいパソコンだが、どのような最先端技術を詰め込んでいるかをアニメーションで説明した。

今回は数社の例を紹介しましたが、どの商品もさまざまな苦労を経て、ヒットに導いていることがよく分かります。ヒット商品が100個あれば、その成功例も100種類あるといえるでしょう。だからこそ、現場が作ったプレゼン資料には大きな価値があります。

本書では、全17社のヒット商品とプレゼン資料をすべて公開。そのプレゼン資料から、商品をどうヒットさせたのか、その理由が垣間見れるでしょう。

本書に掲載している企業とヒット商品

  • シャープ(ヘルシオグリエ)
  • グリコ(アイスの実)
  • ソニー(aibo)
  • バンダイナムコ(VR ZONE)
  • 花王(キュキュットクリア泡スプレー)
  • 富士通(らくらくスマートフォン)
  • JAL(どこかにマイル)
  • トンボ鉛筆(モノエアー)
  • 味の素冷凍食品(ザ★チャーハン)
  • ヤッホーブルーイング(水曜日のネコ)
  • LINE(Clova)
  • FORTUNER tea-box(チーズティー)
  • Dynabook(dynabook V)
  • リコー(THETA)
  • 伊藤園(matcha LOVE)
  • Shop Japan(トゥルースリーパー)
  • TBM(LIMEX)

書籍情報

ヒット商品のマル秘プレゼン資料を大公開! 資料から読み解く成功の極意

ヒット商品のマル秘プレゼン資料を大公開! 資料から読み解く成功の極意

目次

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企業のWeb担当者やマーケターの方々に向け、いま注力すべきネット広告運用の具体的な施策="打ち手"を提案。困ったときに開けば、必ず状況を切りひらくヒントが見つかります。

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  • 著者:戸田覚
  • 仕様:B5判変型/カラー/136ページ
  • 価格:本体1,600円+税
  • 電子版価格:1,600円+税 ※インプレス直販参考価格
  • ISBN:978-4-295-00591-9

Source: できるネット
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