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中国式火鍋のつけダレ「最強の配合」を中国人に聞いてみた

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中国式の火鍋店がここ日本でも増えてきている。わざわざ海を越えずとも本場の味を楽しめるのは嬉しい。ほとんどの店で日本人よりも中国人客が多いことから、観光客の増加が出店を後押ししているのではないかとみられる。

「つけダレの調合パターン無限大」という点が中国式火鍋の大きなウリだ。しかし、しゃぶしゃぶなどで調合済みのタレに慣れている日本人にとって、それは逆にハードルにもなっているのではないだろうか?

果たしてベストな調合とは? 火鍋コンプレックスを持つ皆さんの少しでもお役に立ちたい。これはもう中国人に直接教えてもらう以外、何ひとつ方法はないだろう。

・池袋はプチ中華街だよね

親日家の劉(りゅう)さんは甘栗でおなじみの天津在住。谷村新司のコンサートへ行くため今回来日した。まだ30歳なのにそこまで谷村新司が好きだなんて「ちょっと変わった中国人だな」という気がするけれど、中国では若い世代にも人気なのだそう。

日本語の不得意な劉さんにはチケット入手が困難だったようだ。知人に頼まれて今回、私が購入を手伝ってあげた。外国の人にも優しいシステムができていけばいいよね

「そのお礼に」とは言わなかったが、勉強中の中国語を駆使して「火鍋のタレを教えてほしい」と頼んだら快諾してくれたぞ! シェイシェイ! そしてプチ中華街の池袋にやってきた。

中国の都市部ならどこでも見かける大手チェーンの『海底撈火鍋(かいていろうひなべ)』。早朝6時まで営業している池袋店は雑居ビル5階にもかかわらず、1階にはすでに完全なる「中国の匂い」が漂っていた

なお、ここは平日でも行列ができる人気店である。店員はおそらく全て中国人。客も7〜8割は中国人なのではないだろうか。待ち時間にお茶やお菓子をくれるサービスが嬉しい。

劉さんいわく、「店のつくりやシステムは中国と見分けがつかない」らしい!

・さあ、タレを!

2980円のコースを注文すると2種類のスープに肉、魚、野菜にデザートもつく。サラダやスナックは食べ放題というボリュームだ。ランチタイムならお得な1590円〜のセットもある。

23種類の調味料から自分好みにタレを調合するシステムになっている。割合によっても全く味が変わってくるに違いない。そうなるとパターンは天文学的数字……わぁ〜楽しそう! 1口ずつタレ変えちゃってもいいかも!

日本人には馴染みのない調味料が多く、何をどうしていいか全然分からない。ここは劉さんにお任せすることにした。ドキドキ!

慣れた手つきで作ってくれたつけダレが……こちら!

ゴマだれ:6
海鮮だれ:1
さー茶じゃん:1
ラー油:1
ザーサイ:1
牛肉:3
パクチーとネギ適量

おいしい!!!

咳き込むレベルのスープの辛みをゴマだれが優しく包みこみ、食べたことのない味なのにクセの度合いが絶妙……肉で肉を巻くという荒技も全然しつこくない!

さすが中国人はスゴイなー!

この調子でどんどんお願いします!!!

わぁ〜! なんだかさっきと似てるなぁ!

気になる2つめのタレの調合が……こちら!

ゴマだれ:6
海鮮だれ:1
さー茶じゃん:1
ラー油:1
ザーサイ:1
牛肉:3
パクチーとネギ適量

さっきと同じだー!!!

・この、分からず屋!

私の中国語力が足りなかったのか、そもそも通じていなかったのか。「いろんな種類のタレを食べたい」といくら伝えても、「OK!」と言って彼は同じタレを調合して戻ってくるのだった……。

彼は彼で慣れない日本語を使い、谷村新司の魅力を必死で私に伝えようとしてくれている様子。

分かった。帰ったら必ずCDを聴く。約束しよう。頼む……だから今はタレを……!

・おいしかったけどね

越えられない「言葉の壁」を感じた私はこれ以上頼むのをあきらめ、仕方なく直感でタレを調合してみることにした。

知らない調味料をとりあえず全部混ぜてみたタレに……

日本店にしかないという「大根おろし」に酢と醤油を混ぜたあっさり和風ダレ……

結果:ビックリするくらいマズかった

同じ肉を食べているはずなのに、先ほどまで感じなかった「羊肉の臭み」と「香辛料のクセ」が強烈に鼻をついたのである。劉さんのタレがかなりよくできていたことを痛感するハメに。

私は「企画の趣旨を理解してくれない」とイライラしていた自分を恥じた……。これは言葉が通じぬ彼なりの「これがベスト」というメッセージだったのかもしれない。

「中国料理のことは中国人に」という方向性は間違っていなかったが、比較対象がないため今回は「最強のタレ」認定とまではいかなかった。引きつづき別の中国人にも聞き取り調査を続けたいと思う。ともかくおいしかった劉さんの黄金レシピダレ、皆さんもぜひ試してみてほしい。

・今回ご紹介したお店の詳細データ

店名 海底撈火鍋 池袋店
住所 東京都豊島区南池袋1丁目21−2 ヒューマックスパビリオン南池袋5・6F
時間 11:00〜6:00
休日 無休

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24
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